ひとりの料理人
どうも。
今日はバイトであった、
決してあってはならない話 をします。
僕のバイト先は、温泉施設の中にある和食中心のご飯屋さんで、年末などは地獄のように賑わうような繁盛店です。
しかし、ホールスタッフはともかく、キッチンに立つ人員が不足していて、パートやアルバイトスタッフが必至こいて回しているような状況です。
もちろん社員さんなんかは学生アルバイトと違い扶養がないので、
月に200時間前後働くような月も普通にあります。
そんな中、今日ある事件が発生しました。
社員さんの労働した時間が勝手に減らされていたのです。
労働時間は事務室にあるパソコンで自由に見れるのですが、
その社員さんは今月、店舗で最も労働時間が長く、ちょうど昨日の夜にほかの従業員とパソコンを見ながらその話をしたため、自分が働いた時間を覚えていました。
そして今日確認すると、1時間近く減っていることに気づきました。
昨晩一緒に見ていたほかの従業員も覚えていたので、勘違いではないようでした。
社員を含め、従業員の労働時間の記録は店長権限でのみ手を加えることができるため、誰がそれをしたかは明白です。
(働いた時間を許可なくいじれるって時点で理解できないですが)
社員さんは、今月末にでもこんなとこ辞めてやると言っていましたが、
僕が、次を決めてからの方がいいのでは?と聞くと、
“行くところなんてなんぼでもある。
俺は料理人を20年以上やってきた。
どこに行っても活躍できる自信がある。”
と。
僕は、事件のことなんて吹っ飛ぶぐらい、
彼のかっこよさに圧倒されました。
料理人として生きてこられたからできる生き方だと思いました。
手に職がある、という言葉の本当の意味を知った気がします。
事件に関しては、
駆けつけたマネージャーは、これが事実かどうかを確認し、もし本当ならば注意をする的な事を言っていましたが、どうせもみ消しやごまかしをするだけだろうと思います。
決してあってはならない事件ですが、それをきっかけに、個人的に勝手にいい経験をしたような気分です。
今日はこの辺で終わりにします。
今日も読みに来てくださりありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
それではさようなら。
社員さんは、労基に話をしに行くと言っていましたが、うまく解決することを願うばかりです。
<あとがき>
僕は社会勉強と料理の勉強だと思って行っているので、多少減らされてもなんとも思わないけど、何百時間も働いて、勝手にちょっとずつ減らされてたなんて知ったら、僕ならキレるとかそんなレベルじゃすまないと思う。
車の教習所もそうやけど、アルバイトは社会階層を縦断できるから、学生のうちにいろいろやってみるべきだと思う。