塾というサードプレイス
どうも。
今日は、塾講師時代のことについて少しだけお話します。
塾でバイトを考えている方にお勧めです。
今日の昼頃に僕の元生徒からLINEで、
「先生が勉強を教えるときにきをつけてたことってある?」
という質問が来ていました。
僕が務めていた塾は個別指導だったので、一人の講師に一コマ最大二人まで、出勤数に応じて担当の生徒が付く、といった感じでした。
そこで、少し考えました。
記憶が一年前っていうこともありますが、
それ以上に、
(ないわけではないけど、生徒によるからなぁ。)
(これをどういえばいいか。)
と悩みました。
結局、
「生徒に一番合った教え方、進め方を見つけることかな。」
と答えました。
生徒に合った教え方・進め方というのは、学習能力もさることながら、
本人のメンタルやモチベーションの上下の仕方などを考慮することの方が重要だと僕は思っています。
具体的に何が変わってくるかというと、
例えば、
宿題の出し方だと、
単語を覚えるのが苦手な子には
あえて単語の数を少なく、演習を多くして、演習から単語の必要性を自分で気付いてもらう
といった感じです。
そうなると、カリキュラムの組み方も結構変わってきて、この辺で重要単語の復習をこっそり混ぜて実力チェックしておいた方がいいのでは?
みたいな感じで、生徒の性質に大きく依存します。
また、
2割ぐらいの確率で、
塾に入れたら自動的に学校の成績が上がる
と思っている親がいます。
たまにいます。
そういった、塾以外の環境面についても考慮しないといけなかった塾でした。
まあ、しないといけないというか、自発的にみんなやるんですけどね。
家も学校もあまり好きじゃない生徒たちにとって塾というのは
最後の居場所候補になることがよくあります。
僕がそうでした。
家に帰らず自習室で勉強もせずに寝て時間を過ごすことなんてよくありました。
もしかしたら、先生が声をかけてくれるんじゃないかと期待しながら。
ほとんど寝たふりだったかもしれません。
ともかく、勉強の教え方の小手先のテクニックなんかは後付けで、
まず第一に、我々が生徒について詳しくならないといけないということが最も重要です。
春から塾講師をしようと考えている新大学1年生はよく覚えておいてほしいです。
教え方は周りの先輩方に聞けばいくらでも教えてくれます。
でも、生徒のことは担当の講師が一番よく知っています。
生徒の成績が上がらないことが悩みなら、
原因を探ることも仕事ですがそれ以上に、
生徒との会話を大事にしてみてはどうでしょう。
といった感じで今回はここまで。
なんか、いろいろと記憶がよみがえってきました。
また、次回お会いしましょう。
それではさようなら。
<あとがき>
最後に担当してた生徒たち元気かな。