eve-イヴ-のアタマの中

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時間を置くと内容が変わる本

どうも。

 

 

 

はじめに、1つご報告があります。

 

Twitterでも言いましたが、

 

 

 

 

 

 

 

本日 (2020/02/02)、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログ投稿12日目にして、

 

 

 

 

おかげさまで 総アクセス数 100 を突破いたしました。

 

 

 

 

皆さん、本当にありがとうございます。

 

 

 

長年続けてらっしゃる方からすれば小さな一歩に見えるかもしれませんが、僕としては非常に大きな一歩に感じます。

 

 

 

読者の皆さんのおかげで僕は投稿が続けられています(真剣に)。

 

 

 

 

特に1度ならず2度、3度と読んでいただいている方には本当に感謝しております。

 

 

 

 

 

 

今後も、皆さんに楽しんでもらえるよう日々試行錯誤しながら頑張っていこうと思います。

 

 

 

 

今後とも、イヴのアタマの中 をどうぞよろしくお願いします!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、今日の記事にはいります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はいつもと少しだけ雰囲気が変わる内容になると思います。

 

 

 

 

いつもは社会学から話を引っ張ってきているのですが、

 

 

今回は、 解釈学 という分野から話をしようと思います。

 

 

 

 

 

専門分野ではないので極めてピンポイントな知識でもって話をするので、

どうしても説明に不足が生じるかもしれませんがあらかじめご了承ください。

 

 

 

まず、解釈学についてなのですが、読んで字のごとく、

 

物事を解釈することに特化した学問分野であります。

 

 

 

 

もう少し柔らかく言えば、何かに対する

 

「理解」であったり、

「とらえ方」であったり、

文学や文献の「読み方」

などに関する体系的な理論を研究する分野で、哲学に内包されるもの

 

 

といった感じです。

 

 

 

その中で今回は、「読み方」についてのお話になります。

 

 

 

それではさっそくいきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、一つだけ用語を覚えてもらいます。

 

 

覚えてもらう用語は

 

 

「前理解(ぜんりかい)」 という用語です。

 

これは、その人がすでに持っている知識、解釈のことを指していて、常に変化し続けるものです。

 

とりあえずこれだけでも覚えていってほしいです。

 

 

それでは本編へ

 

 

 

 

 

 

 

皆さんの中には、こんな体験をした方いらっしゃるんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

「この本、前に読んだときは全然面白くなかったのに、今読んだらすごい面白い」

 

 

 

「昔めちゃめちゃハマった本なのに、今読んでもそんなに響かないな」

 

 

 

 

この現象について、解釈学から説明します。

 

 

まず「本との出会い、読書」のことを

 

ここではひとまず 対話と呼ぶことにします。

 

 

 

対話における理解において、当事者依存というものがあります。

 

これは、

  1. 理解する者
  2. 理解されるもの(今回は本ですが人でもOK)

 

の両者が、常に変化する可能性がある、というものです。

 

 

 

 

ゆっくり順番に一つずつ見ていきましょう。

 

 

 

 

1.について

まず、理解する者が変化する可能性があるというのは、いろんな人が本を読むということではなく、

一人の人間が様々な経験を通して、その人自身の内面、すなわち、先ほど覚えていただいた「前理解」が変化していくということを指します。

 

2.について

これもまた、読む本が変わるという意味ではありません。

これは、

本自体の社会的評価や価値

ひいてはそれを読むという

行為自体の価値が変化する、ということです。

 

聖書なんかは何世紀も読まれてきたので譬えやすいですが、キリスト教が弾圧されていた時代、またはされている文化、地域で読むのと、認められている環境で読むのとでは、いろいろと違ってくるのはイメージできますよね。

 

 

 

 

 

これらを用いて、具体的な例に沿って話をすると、

 

 

”五年前に読んだ本を今読むと、とても面白かった。”

 

 

とする。

 

これは、の読んでいるその人の前理解が変化し、内容の意味のとらえ方の多様化や、読解力の向上が認められます。

に関して言えば、その本が社会的に再評価されたり、初めの高評価が維持されていると、その維持されていること自体が評価として加えられたりしている可能性がある。

 

 

という説明ができます。

 

 

また、この場合は、

 

5年前の時点での「未知の本」

 

と現在の「一度読んだ本」

 

 

という意味で、本自体の変化も考えられます。

 

 

 

 

 

 

といった感じで今回はここまでとします。

 

 

 

解釈学は僕の知る範囲だけでももっともっとたくさんあるので、

 

すこしずつこの場で共有していこうと思っています。

 

 

 

今回も読んでいただきありがとうございました。

 

また次回お会いしましょう。

 

 

それではさようなら。

 

 

 

 

<あとがき>

いかんせん哲学チックな話は文章だけじゃ伝えられない感じがあって難しい。

いろんなところにつながっていたりしてて、そもそも持っている資料をまとめるのが難しい。

 

 

あ、

 

問題です。

 

 

 

本稿で、これだけは覚えてほしいって言った用語は何だったでしょう?

 

説明できるまでできる方は最強です。